2010年03月06日

肢別本

Googleから「肢別本 使い方」で検索して来ている人が多いようです。

個人的な意見としては、仮に「短答通過を気にしているようなレベルの人がこの時期に肢別本をどう使うべきか」という問があったら、迷うことなく「今すぐ捨てるべきだ」と答えますね。

おそらく、それが一番合格率を上げてくれる筈ですし、実際に自分でも昨年の受験では何冊か買いはいましたけど使うべきではないと判断して捨てました。その結果、ちゃんと短答を通過しています。

なお、一方で、今年の受験では肢別本を使っている訳ですが、それは何故かと言えば今年はもう「短答通過を気にしているようなレベル」ではないからです。

大事なことは、肢別本はあくまで復習用のツールに向いているものだということです。言い換えると、1から学ぶ際に使うのは効率が非常に悪いということです。

短答通過を気にしているようなレベルの人は、まず間違いなく基本的知識も基本的理解も非常に大きく欠けています。そういう人は、素直に基本書(or予備校本)を読むのが最優先です。その後、条文・判例をきちんと押さえるべきです。

かなりの速読で良いので(※読み飛ばしは不可)それらを何回転もさせれば、肢別本をやるよりもずっと効率良く短答の問題の大半を解ける力が身に付きます。短答の問題の多くは、その程度の力で十分解けるように作られていますから。そして、これだけでもう短答の通過ラインを超えてしまう訳です。

ただ、それだけでは対応しきれない問題も確かに出て来ます。そこで、肢別本を使って、足りない知識を埋め、盲点を補い、身に付いている知識を実践的なものへと変換する訳です。

よく過去問が大事だとか言いますが、それはあくまで基礎を固めた人が次に何をすべきかの話です。基礎すらまともに勉強できていないような人は、素直に基礎の習得を最優先にして勉強すべきだと思います。


なお、新2年生や新3年生が肢別本を使うのは、純粋に良いことだと思いますよ。基本書(予備校本)を読んだ後にその分野の肢を解いて復習するというスタイルが有名ですが、それをしっかりやれば実力の大幅アップを期待できると思います。

ただ、このやり方を、時間のない今年の受験生で、かつ短答通過すら危ぶまれるようなレベルの人がやるべきかというと、Noだと思います。論文対策もしなければならない中、そんなことまでやっていられる時間はない筈ですから。おそらくは、そこまで手を広げた場合、もっと優先順位の高い何かを犠牲にするという本末転倒なことになる筈です。
posted by 佐藤誠 at 08:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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